私が20代のころ、電車に乗っていてご年配の方々を見て感じてたことです。
「私もおじいちゃんになったら、電車の中ではこんなふうに、伸び盛りの若い人たちにうもれちゃうのかなあ」
当時、年配の方々と比べて私たちのほうが平均身長は高く、このまま日本人はどんどん欧米人みたいに大きくなるのかと想像していました。
ところが、10年くらい前からか、電車で立っていても若い人たちがそれほど大きくなっていない気がしていました。
今でもその印象があるので、医学統計を調べてみてびっくり!!
「男性は10年前、女性は15年前をピークに日本人の平均身長は止まっている」とのこと。いや、むしろ少し縮んでいるようです。
また、女性はダイエット意識からか、体重は増加していないのですが、男性は若いうちから体重は重くなり、メタボ傾向?のようです。
理由としては・・・
戦後日本人の身長が伸びていたのは、栄養不足だった環境が改善され、本来の私たち日本人のポテンシャルどおりに伸びた。
しかし、ここ10年は、インスタント食品やジャンクフード、子供の好き嫌いに親も厳しくいわない、などむしろ栄養状態が偏り続けている。
さらに成長期の発育に大切な運動や睡眠が不足している。
これらの影響があるようです。
そういえば、私が男性の精子の質の低下を意識し始めたのもそのころ。体の発育も頭打ちになっているわけですから、精子だけが元気でいるわけがありません。
性欲も減退し、奥さまとの妊活にもうまく協力できなくなりはじめたのもその頃からです。
こういうデータを見ると、やっぱり気持ちがへこんでしまいそう。たしかに、今さらこの体つきは変えられないかもしれない。けれど、いかに「栄養・運動・睡眠」が重要かということはわかります。
これらの生活習慣については、今日からでも少しずつ変えることができます。
少しだけご主人の栄養に気を使ってみる。
週末に二人で少しだけ運動してみる。
平日、二人で30分早く寝るようにしてみる。
身体は正直。少しでも良いことをすれば、少しずつだけれど、良い方向へと動き始めます。
二人で交互にお灸をしてあげる。なんていうのもすごく効果的。
お二人のためにできそうなこと。お話を伺いながらアドバイスさせていただきますね。