このところのニュースで、感染症に対して皆さん敏感になっているのではないかと思います。妊活のため、都心の病院へと電車を乗り継ぎ、皆がマスクしていたり、咳き込んでいたり・・・、なんだか不安になってしまいます。
マスクを買いたくても売り切れ続出。でもマスクなしで出かけるのも心配。通院も少し不安になってくる・・・。
では、どうやってこの時期、外出しつつ健康を保てばよいのでしょうか。
これは私の主観ですが、感染症予防は、やはり「手洗い、うがい」と考えます。
過去の論文をみても残念ながら、マスクによってウイルスから喉や肺を守るのは難しそうです。たとえ医療用のマスクをしていてもウイルスのような小さいものをマスクでは防げないことが調べられています。
あくまで、自分が咳き込むことから周りの人々を守る効果と考えたほうが良さそうです。
また今の状況では、「周りの人々に対するマナー」的なこととしてのマスクの着用という感じでしょうか。
だから、マスクが手に入らなくてもそれほど怖がらなくてもよいと思います。むしろマスクに過信しないほうがよさそうです。
自分の喉や肺を感染症から守るには、昔からよく言われているような「手洗いとうがい」が大切だと私は考えます。
手洗いの方法については、様々なネットが参考となるでしょう。
うがいについては、これも私の考えなのですが、「なるべくこまめにうがいする」「うがい薬と水道水のどちらもおこなう」「寝る前の歯磨きついでのしめくくりうがい」を勧めています。
基本的に風邪などの菌やウイルスは、鼻もしくは口から体内に入ります。
マスクをしていてもしていなくても結局、体に入ってくるのは、鼻か口です。
もっと言えば、鼻から入ってきても結局、口を通り喉へと向かいます。
だから、なるべくこまめにうがいして、口や喉についてしまったウイルスなどを増える前に洗浄します。
ウイルスが入ってくるのは仕方ないけれど、とにかく増える前に洗い流す気持ちでいれば良いと考えています。
その上で、ウイルスも殺菌できるうがい薬も効果的なのですが、こればかりでうがいを続けていると、喉や口にいる良い菌も殺してしまいます。また粘膜を荒らしてしまい余計にウイルスが付着しやすくなるリスクもあります。
そこで、そこそこの殺菌効果もある水道水うがいを中心に、ときおりうがい薬のうがいも取り入れることを勧めています。
また、仮にウイルスが喉に付着していた場合、一番ほったらかしで増殖しやすいのは「寝ている間」だと私は考えています。
「朝おきたら喉が痛いー。風邪ひいたー」なんて経験もあるのではないでしょうか。
なので、寝る前に、「だめおしうがい」をしてから寝ることを私は勧めています。
寝る前に喉についたウイルスをひとまず洗浄しておくわけです。
もちろん、強いウイルスがひとたび喉に付着すると、うがいの合い間にもどんどん感染して間に合わない、などとうがいの効果に疑問をもっている専門家もいます。
しかし、このような方法でうがいをすることは、相当の効果があると私は実感しています。
しかし、これは私の経験上であって実験をきちんとしたわけではありません。
皆さんの参考程度にお考えくださいね。
また鍼灸治療が免疫機能を高めることは、実験で確かめられています。
妊活のお灸が風邪予防にもなります。家庭でもお灸をうまくとりいれてくださいね。