満開の桜のシーズンに続いて、緑が青々とさわやかな季節となりました。
本来であればレジャーに出かけたり、スポーツに汗を流したり楽しい季節なのですが、いまだ自粛モード。皆さんも歯がゆい日々を過ごしているかと思います。
しかし妊活にとっても体を動かすことはとても効果的!
今回はそんなお話です。
皆さん「腸腰筋(ちょうようきん)」という筋肉を聞いたことがありますか??
この筋肉は複数の種類があるのですが、イメージとしては骨盤の中に張り巡らされている非常にボリュームのある筋肉です。
腸腰筋は骨盤の内側の壁や背骨の前側から始まり、骨盤の中を通りながら股関節までくっついています。
その筋肉のおかげで私たちは股関節を動かせ、モモ上げの動きができます。
また背骨の自然な彎曲を作り出し、まさに上半身と下半身のバランスを作り上げています。
ここで妊活との関係です。
もちろん子宮も卵巣も骨盤の中に入っている臓器です。
骨盤内の血行が良くなれば、骨盤全体が温まるし、酸素や栄養も血流を通じて骨盤内に入ってきます。
子宮や卵巣も温まるし、ホルモンも潤うし、といいことずくめです。
だから皆さん、どうやって骨盤の血行を良くすればいいかな??と悩むわけです。
もちろん体外受精などの妊活では、多くのホルモン剤を服薬したり、注射したり、テープを貼ったりします。
でも結局これらのホルモンを子宮や卵巣に運ぶのも血流なのですから、骨盤の血行が悪ければラチがあきません。
また、お腹や腰にいくらホカロンをあてていてもそれは骨盤の外側から熱をあてているだけ。
皮膚は低温やけどの危険もあるし、中までは温まらなかったり、逆に骨盤内にも部分的に極端な熱がたまってしまったりとリスクもあります。
そこでこの春、腸腰筋の運動!となるわけです。
まずは、ちょっと筋肉のおさらいをしましょう。
筋肉は血管が張り巡らされている細胞です。動かすことによって、その血管はますます発達し、血流も増し、エネルギーを使いながら温まっていきます。
つまり体の中で増やすことのできるホカロンです。しかもホカロンのように低温やけどしたり温まりすぎることはありません。体にとってベストな温度です。
最初にお話ししたように腸腰筋は骨盤の中にあるとても大きな筋肉です。
腸腰筋を使えば骨盤の血流は増し、骨盤全体も温まり、そこにある子宮や卵巣にもたくさんの栄養が運ばれていきます。
採卵や移植のお薬も骨盤の血行が良くなれば、さらに効果的に子宮や卵巣に作用します。
「筋肉ホカロン」に囲まれた卵巣で卵も育ちやすくなり、子宮もより良い内膜を維持します。
この春、皆さんも腸腰筋に良さそうなエクササイズをチェックしてみるのも良いでしょう。
今お世話になっている先生に「腸腰筋を使う運動やストレッチをしてみたい」などと相談するのも良いかもしれません。
もちろんノルンでは昔から腸腰筋を刺激して骨盤の血行を良くするエクササイズを皆さんにお伝えしています。
ノルンのエクササイズは一人一人の体に合わせて調整しながらお伝えしています。
つまり皆さんそれぞれの骨盤に合わせたオーダーメイドです。
皆さんの妊活に運動を取り入れることで、結果は好転すると思います。
この春、皆さんの妊活がさらにうまくいきますように願っています!!