すっかり春らしく気持ち良い気候になりましたね。
花粉はいまだに多いといいつつ、くしゃみや目のかゆみはだいぶ落ちつきました。
お花見や散歩にも気持ち良い季節ですね。
そして寒い冬の移植を控えていたノルンの患者さん、春が近づく頃から移植が増えました。
以前もブログに書いたのですが、ノルンでは春先の移植の陽性率が高いのです。
「春に妊娠率が高くなる根拠はない!」などとお医者さんに叱られるかもしれませんが、ノルンでは事実です(笑)。
この春も嬉しいことに多くの患者さんが妊娠されました。
まだまだ皆さん妊娠初期なので安心はできませんが、体を大切に穏やかに過ごしています。
そして、今回感じているもう一つの事実、それは「ラスト凍結卵はパワーが宿る!」です。
一般的に病院では、凍結卵が複数ある場合、妊娠確率の高い卵、いわゆるグレードの高い卵から移植していきます。
そのためラストに残る卵は、やや見劣りする卵、いわゆるグレードが低い卵が多いようです。
ところが、この春にラスト卵を移植した複数の方々が妊娠されました。
「この卵で最後にするつもりです。確率は低い卵だけど、頑張ってきます!」
と言って移植され、見事妊娠中の方が複数いらっしゃいます。
この春に妊娠された方々の平均年齢が42歳台、そしてラストにするつもりだった方々が多いことを考えても「ラスト卵のパワー」を私は感じてしまうのです。
しかし、そもそも卵のグレードは「子宝の神様」がつけたものではなく、医師や培養士の判断基準です。
実際の妊娠には、はるかに多くの要素が関わっているのでしょう。
また、卵のグレード以外にも移植に向けた体づくりが妊娠率に大きく影響します。
そこは私達の腕の見せどころです。
最後の最後で妊娠した時には、それこそ野球の侍ジャパンがサヨナラ逆転で勝利したような喜びを私と患者さんで味わっています。
もちろん最後に一発逆転できたのは、侍ジャパンと同じ、普段からコツコツ頑張ってきたから、「子宝の神様」が最後に微笑んでくれたのだと思います。
移植で結果に結びつかなかった時、私自身も「もっとできることはなかったか?」「次の移植までにどう治療していこうか」など、最後まであきらめない気持ちは持ち続けています。
治療室ノルン自身も「子宝の神様」にいつまでも見守ってもらえるよう、私もコツコツ努力してまいります。
ノルンの植物も青さが増してきました。
皆さんが柔らかい気持ちで妊活に向き合えるよう、多くの植物とともに、ノルンでお待ちしています。
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